川尻八幡宮(神奈川県相模原市)
025年2月
神奈川県相模原市緑区(旧 津久井郡城山町)にある川尻八幡宮に行ってきました。
この神社は、鎌倉の鶴岡八幡宮の注連縄を請け負っている神社です。現在藁が採れない理由からこの川尻八幡宮が注連縄作りを請け負っていますお願いしているようです。鶴岡八幡宮は源頼朝公色が強いですが、川尻八幡宮は地域に根差した神社で、夏の例大祭はとても有名です。8月の第4土曜日・日曜日に開催されます。 地域内の随所で御輿の巡行が行われます。地域の伝統文化が現在も継承されています。YouTubeで検索すると御輿やお囃子が観られるよ。そして今回の目的は古墳です。この神社には古墳があります。
〒252-0111
相模原市 緑区 川尻4171
本殿
川尻八幡宮 応神天皇
春日神社 天児屋根命
八坂神社 素戔嗚尊
金刀比羅宮
大物主
稲荷神社
宇迦能御魂神
天満宮
菅原道真
祖霊社
先祖の霊が祀られています
不動明王
不動明王
創建は大永5年5月5日(1525年)。伝承では、舎人親王の子孫が奥州に下る途次、病に倒れ亡くなられた為、共の者がこれを悲しみこの地に手厚く葬りました。その時護持していた石清水八幡宮の御分霊を御神体として祠に建てお祀りしたのが、今の川尻八幡宮であるとされています。
(https://peraichi.com/landing_pages/view/kawashirihachimangu)より
御朱印はおあずけでございます。
2025年の創建500年へ向け予定している記念事業では、この春に式典を開催するほか、社務所の建築中です。
現在はいつでも御朱印を頂くことはできませんが、今後はどうなるのでしょう?
たくさんの神様が鎮座しています。まずは鳥居から本殿と「蛇の木」まで→境内にあったヒサカキの木(現在は老朽化して伐採されました)
他の神様たちと狛犬、お神輿
そして・・・古墳
刀剣も出たそうですよ。
赤坂氷川神社(東京都港区赤坂)
2025年2月
スサノオさんに会いにやってきました。南口参道から入りましたので、稲荷には寄れていませんが、境内は何とも言えない江戸情緒?(いや子供の頃の懐かしさみたいな・・・)そんな懐かしい空気を感じました。ここが都会とは思えないほどなじむ感じです。
山車(だし)をみることができたのですが、神輿文化の発展した東京で山車をみることができるとは!!感激です。神武天皇や日本武尊の人形が乗っています。歴史ある文化財も機会があれば見たいものです。
〒107-0052
東京都港区赤坂6-10-12
素盞嗚尊
奇稲田姫命
大己貴命(別名/大国主命)
出雲系神様です。
創祀は、天暦5年(951年)東国を遊行していた蓮林僧正が一ツ木村(現在の赤坂4丁目付近)で一夜を明かすと夢中で御祭神のお告げがあり、この地に氷川明神の社殿を建てお祀りをしたことにはじまります。
徳川吉宗公建立の御社殿は、幾多の震災・戦災を免れ建立当時の姿を現代に伝えます
(https://www.akasakahikawa.or.jp/ より)
素盞嗚尊(すさのおのみこと)
日本神話においては、神剣・天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ)は、三種の神器のひとつ「草薙の剣(くさなぎのつるぎ)」を八岐の大蛇(やまたのおろち)の退治にて手に入れるなど勇猛果敢な神様です。
奇稲田姫命(くしいなだひめ/くしなだひめ)
八岐の大蛇の生贄となったところを素盞嗚尊に助け出されました。後に結婚し、この際に素盞嗚尊が詠まれた「八雲立つ 出雲八重垣 妻籠み(つまごみ)に 八重垣作る その八重垣を」は、和歌の起源とされています。
大國魂神社(東京都府中市)
2025年2月
武蔵国の総社として歴史ある神社。厄除けや縁結びでご利益があるようです。「國魂」と名の付く神社には行ってみたかったのですよね~
「國魂」なので、その国や地域の守護神的な意味合いだと思うのですが、この神社の主祭神は・・・・誰かな?
〒183-0023
東京都府中市宮町3-1
本殿は・・・
中殿
大國魂大神(出雲の大国主神と
御同神)御霊大神 国内諸神
東殿(向かって左)
一ノ宮 小野大神 二ノ宮
小河大神 三ノ宮 氷川大神
西殿(向かって右)
四ノ宮 秩父大神 五ノ宮
金佐奈大神 六ノ宮 杉山大神
末社
宮乃咩神社・松尾神社・巽神社
水神社・稲荷神社・住吉神社
大鷲神社・東照宮・国府八幡宮
坪宮・瀧神社・天神社
他
鼓楼
忠魂碑
日露戦役記念碑
軍艦多摩戦没者慰霊碑
相撲場
起源は、第12代景行天皇41年(西暦111年)5月5日大神の託宣に依って造られたものである。出雲臣天穂日命[いづものおみあめのほひのみこと]の後裔が初めて武蔵国造[むさしのくにのみやつこ]に任ぜられ当社に奉仕してから、代々の国造が奉仕してその祭務を掌られたといわれる。
御祭神は、大國魂大神[おおくにたまのおおかみ]で武蔵の国魂の神と仰いでお祀りしたものである。この大神は素盞鳴尊[すさのおのみこと]の御子神で昔この国土を開拓され、人民に衣食住の道を授け、医薬禁厭等の方法をも教えこの国土を経営された。
年間行事のお祭りは毎月様々開かれているようですが、5月の「くらやみ祭」はとても有名なようです。
大国主命(おおくにぬしのみこと)
国造りの神様で、記紀では試練と自愛の国津神。農耕や医薬の知恵を人々にもたらした功績で知られる。また日本神話には欠かせない神様だが国譲りをする条件に壮大な宮殿(社)を要求しそれが出雲大社であると言われている。
ご祭神の謎
徳島県美馬市に倭大國魂神社があります。この社の主祭神は大国魂命と大己貴命(おおなむちのみこと)です。この大己貴命は、大国主命と同一神なのですが・・・では大国魂命は誰なのか?という疑問が残ります。大国魂命は、大和国そのものともいわれ、大和地方に地主神ということになる。大和地方を治めた最初の神は・・・ニギハヤヒ? また、彦火明命(ひこほあかりのみこと)とも言われ、同神? ニギハヤヒは、ニニギよりも早く天孫降臨している神ということですが、本当に気になる神様です。
水神社での人形祓え
末社にある水神社の裏手の岩から湧き出す水はパワースポットとしても人気のようですが、ここでは「人形祓え」の人形流しが行えます。紙製の人形に自身の名を書き体の木になる部分を撫でて息をふきかけ心身の穢れや災いを移し境内の小川に流します。ちょっとした清めの儀式を体験できます。
祭神:水波能売命(みづはのめのみこと)加茂別雷命(かもわきいかづちのみこと)玉依姫命(たまよりひめのみこと)加茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)と、ここにも気になる神様がいっぱいです。
ちなみに・・・新海誠監督の「君の名は」の主人公、宮水三葉(みやみずみつは)は、みづはのめのみことからとられた名のようですよ。
三谷八幡神社(東京都品川区武蔵小山)
御祭神 誉田別命(応神天皇)
(ほむたわけのみこと)
摂 社 宇迦之御魂神
(ウカノミタマ)
境 内 地蔵尊、馬頭観音、
庚申塚
こちらは小山八幡神社からの分祀にて創建とされています。
小山八幡神社は長元3年(1030)ご創建の八幡神社で、小山村一帯の鎮守です。江戸時代の延宝・元禄年間(1673~1704)に三谷地区の名主・石井助太夫が小山八幡神社の八幡神像を屋敷内に奉遷されました。その後、当地にあった出世稲荷社の境内に遷座して「三谷八幡」と呼ばれるようになり、小山村・三谷地区の鎮守となりました。
(https://sanya-hachiman-jinja.localinfo.jp/ より)
「誉田別命・応神天皇(ほむたわけのみこと・おうじんてんのう)」
第15代天皇で、神功皇后(じんぐうこうごう)の子で武人として崇められました。日本中の八幡神社で祀られています。
「宇迦之御魂神(ウカノミタマ)」
日本神話に登場する穀物の神様です。古事記ではスサノオと神大市比売(カムオオイチヒメ)の子で大年(オオトシ)と兄弟(妹)。日本書紀では、イザナギ、イザナミの子。京都伏見稲荷大社をはじめ全国の稲荷神社で祀られています。性別はわかりませんが女神として表現されることが多いです。
ご祭神の謎
応神天皇は、仲哀天皇と神功皇后の子とされてるのですが、仲哀天皇崩御後に生まれ、はっきりと生まれた日にちが記されていることも意図的と言われています。父親説としては、竹内宿禰、住吉大神、百済王説などがあります。4~5世紀頃の天皇と思われますが、この時代には渡来人の受け入れが多くあり、大陸文化も伝わった時代です。
宇迦之御魂神を祀る稲荷神社も渡来系氏族秦氏が深く関わり信仰していた神ともいわれ、秦氏は古代ユダヤともいわれ、このためウカノミタマとヤハウェを同一神とみる議論もあります。また、豊受大神(伊勢外宮に祀られるトヨウケノオオカミ)とも同一視されることがありますが信仰される場は異なります。すごく謎ですね。
武蔵国一之宮小野神社(東京都多摩市)
2025年1月
今年初めてのがん定期検診の帰りに武蔵国一宮小野神社へ行ってきた。
普通に民家の中にあって境内にはいると広い。木々の少なさが気になったが、これは周りの民家に配慮しているのだろうか・・・
〒206-0002
東京都多摩市一の宮1-18-8
天下春命
(あめのしたはるのみこと)
瀬織津比咩命
(せおりつひめのみこと)
末社
伊勢神宮内宮 伊勢神宮外宮
鹿島神社 三嶋神社
巌嶋神社 安津神社
子安神社 方便神社
日代神社 愛宕神社
八坂神社 稲荷神社
秋葉神社 堰宮神社
廷喜式が撰せられた折には武蔵国八座の一社として登載された。
国府の近在なることに由いて国司や住民の崇敬も殊の他篤く総社六所宮創建の砌には東殿第一次の席を与えられて一之宮と称された。然して当社の社伝には永承六年源頼義陸奥守に任せられて下向の途次其子義家と共に参籠され太刀一振りと詠歌一首奉納の事績が繙かれ吾妻鏡にも養和元年四月一宮は吉富井蓮光寺と併記され更に建久四年八月の刻印ある経筒の銘に一宮別当松連寺が記録されている。
「天下春命・天ノ下春命(あめのしたはるのみこと)」
天下春命八意思兼神の御子神です。饒速日命が天降ったときに、護衛とした32柱の神のうちの1柱とされています
記紀には登場しない神様ですが、旧事本紀(くじほんぎ)に登場します。武蔵の秩父国造らの祖ともいわれています。
「瀬織津姫・瀬織津比咩・瀬織津比売・瀬織津媛(せおりつひめ)」
瀬織津姫(せおりつひめ)は、大祓詞や古史古伝のホツマツタヱ、神社伝承などで存在が知られるが、記紀には登場しない神様。水神や祓神、瀧神、川神である。九州以南では海の神ともされる。祓戸四神の一柱で祓い浄めの女神。
天照大神の荒魂としての瀬織津姫を祭神とする神社として伊勢神宮(三重県伊勢市)がある。
ご祭神の謎
天下春命はニギハヤヒが天下ったときに護衛としてつきしたがった1柱であったとすれば、ニギハヤヒの奥様であった瀬織津姫が御祭神となっていてもおかしくはないのかも・・・(ニギハヤヒと瀬織津姫の関係は不確かではあるが、こうしてにニギハヤヒに関連ある神様と一緒に祀られているのであれば関係は深い)
また、この地域は多摩川の水害もあったのかもしれない祓い浄めの神でもある女神が祀られたのかもしれない。
※ニギハヤヒは記紀においてニニギノミコトより先に天孫降臨していた神様※